ドローンによる太陽光パネル点検
~作業時間の短縮と負担の極小化~
- 実施概要
- ドローンによる太陽光パネル点検
- 顧客(業種)
- 太陽光発電所
- 年度
- 2023年度
- 分野
- GDXソリューション
- テーマ
- ドローン
- 都道府県
- 三重県・和歌山県 他
PURPOSE目的
- 点検にかかる作業時間の削減
- 発電中の点検により、ユーザー様の負担を軽減
ドローンによる太陽光パネル点検
ドローンによる太陽光パネル点検は、太陽光パネルの点検と保守を効率的に行うサービスです。
高解像度のカメラと赤外線カメラを搭載したドローンを活用し、太陽光パネルの表面や周囲の状態を詳細に撮影します。
撮影したデータをもとに、草木や鳥害等の外的要因により生じる発熱や、バイパス異常をはじめとする電気的以上などをの不良個所を迅速に特定できます。
収集されたデータはクラウドベースのプラットフォームで処理され、AIと専門スタッフがデータを分析し報告書を作成します。
この点検データをもとに、設備の状態評価や必要なメンテナンスの計画が策定いただく事で、太陽光発電の効率を改善し、収益性を向上させることが可能です。
ドローンを活用するメリット
近年様々な分野で活用されているドローンですが、太陽光点検に活用することで以下のような効果が期待いただけます。
・ドローンによる点検は非接触検査のため、点検時の発電停止
は不要となり、生産性の向上が見込めます。
・ドローンは短時間で広範囲をカバーし、点検作業を効率的に
行えます。点検作業にかかる時間とコストを削減可能です。
・ドローンには赤外線カメラや高解像度カメラを搭載しており、
パネルの状態や効率に関するデータを分析し、異常の早期発見
と保守作業の計画策定にお役立ていただけます。
撮影から診断まで
ワンストップで実施します
弊社では無人航空機操縦者技能証明をはじめとする各種資格、また定期的な操縦訓練、多岐にわたる業務経験をつんだ熟練のパイロットが撮影を実施します。
撮影時は自動航行機能を活用し赤外線撮影を行いますが、自動航行と聞くと簡単なように感じるかもしれません。
しかしその自動航行ルートの設定については、周囲の状況(鉄塔や樹木)、パネル設置場所の勾配や方角など、経験に基づく最適な飛行ルートが必要です。
そして、実際の飛行時にはバードストライクや日射状況など、安全で正確な撮影が実施できるよう熟練パイロットが担当いたします。
撮影後はAIによる自動分析・分類に加え、専門スタッフの目による分析も実施して、検査報告書を作成します。
飛行に必要な許認可取得も弊社が対応しますので、お客様にご対応いただくのは、発電所の開閉・現場の立会い(状況に応じて必要な場合のみ)のみとなります。
担当者の声
赤外線画像を使用する診断の為、日射量を測定しながら適切な発電環境下にて撮影を実施する訳ですが、その撮影のスケジュールを設定することが作業の重要なポイントです。
撮影を開始したけど予想外の雲が発生し撮影が一時中断なんていう事も少なくありません。
その為、様々なお天気アプリを複数使用し確認しておりますが、最終的には現地で管理されているお客様からも現地の天気特性などをお伺いして、撮影スケジュールが決定されます。
実際に撮影をはじめるとお伺いしていた通りに天気が変化することが多く、経験則に基づく天気予報の正確性に驚くことが多々あります。
今回ご紹介した太陽光パネル点検のみならず、ドローンを活用した業務においては気象条件が大きく影響します
法令知識・操縦技術も重要なスキルですが、気象に関する知識も重要なポイントになる事を改めて実感した業務でした。