実績紹介

公共交通機関の自動運転化_関連調査
-社会実装・普及に向けて-

調査・研究
実施概要
公共交通機関の自動運転化_関連調査
顧客(業種)
非公表
年度
2019年~ 複数回にわたり実施
分野
調査・研究
テーマ
調査
都道府県
全国各所

PURPOSE目的

  • 自動運転の社会実装・普及に向けた課題抽出
  • 自動運転車両が混在する交通環境における安全対策検討
  • 自動運転の社会実装・普及に向けた需要調査

社会実装に向けた各種調査補助

自動運転(レベル2)において、AI検知精度や検知情報の伝達速度が、実際にドライバーが検知する情報と比較しての検証や、社会実装を見据えた、自動運転バス・タクシーの配車サービスの運用体制や運用マニュアルの確立に向けた各種調査等のご依頼をいただいております。
実際には自動運転車両に乗車しドライバーへのヒアリングや、AIカメラの検知精度の検証を実施しました。
また、カメラ以外にもLiDARを用いた場合の情報取得・生成の特性比較や安全走行への寄与・効果の違いを検証する調査についても実施しております。
配車サービスでは、自動運転開発企業以外が運営主体となった場合の机上検討から実地運用までの実証実験に参加し、一般モニターへのヒアリングを通じて運用体制・マニュアルの確立に必要となる調査を実施いたしました。

自動運転と道路交通環境

道路交通環境が複雑な市街地における自動運転について、手動介入が発生する要因や一般車両の交通円滑性に影響を及ぼす要因等の分析するための基礎資料としての調査を実施しました。
実際の自動運転走行の記録と現地の環境を調査することで、自動運転システムの開発と道路環境の整備の両側面での検討分析が可能となります。
道路交通環境の調査結果についてはGISを使用してご報告いたしました。
GISを使用する事で位置情報に取得した交通環境データをリンクして可視化することができ、その後の分析にお役立ていただけました。

【GISとは?】
 位置に関する様々な情報を持ったデータを電子的な地図上で扱う情報システム技術の総称です。(Geographic Information System)
 位置に関する複数のデータを地図上で重ね合わせ、視覚的に判読しやすい状態で表示できるため、高度な分析や、分析結果の共有・管理も
 しやすくなります。


自動運転サービスのニーズ調査

自動運転の実証実験に参加させていただく際に、一般の利用者や住民へのアンケートによるニーズ調査のご依頼も同時にいただく事があります。
自動運転システムや道路交通環境の整備はもちろん重要ですが、地域社会の受け入れが不可欠な要因です。
地域住民の方のニーズにあった自動運転システムの導入や、バス・タクシーの運行体制、乗車運賃など、地域住民の方により良く利用していただかなくてはなりません。
弊社にニーズ調査をご依頼をいただく企業様の中には、webアンケートを実施される企業様も多くいらっしゃいます。
webアンケートは対面では言いづらい意見も答えやすい、時間のある時に回答ができるというメリットが期待できます。
一方で対面でのヒアリングは設問以外のご意見が聞けたり、声のトーンやニュアンスを感じる事ができ、webアンケートの文章だけでは表現できない情報を得る事ができる事が大きなメリットです。
より良い検討、分析ができるよう、弊社では対面アンケートにも重きをおいた業務を実施しております。

担当者の声自動運転と社会受容

現在も多くの地域で自動運転の実証実験が実施されています。
個人的な旅行に行った際もレベル4での実証実験を実施されている自治体を発見し、旅行ルートを少し変更して乗車してきました。
その際、近所にお住まいの子供たちがワクワクした様子で自動運転車両を眺めていたのが印象に残っています。
自動運転に期待する声は多く聞かれますが、まだ不安の声も多く社会受容がカギになっています。
しかし個人的には旅行先で出会った子供たちのキラキラした目に、自動運転の未来は明るいと確信しています。

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