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「創業から30年。都市ネットのこれまでと、これから」

コラム

交通量調査やデータ分析、コンサルティング業務などを通し、交通計画の策定や地域づくりに携わってきた都市ネットは、2024年に創業から30年を迎えました。

そして今、次の時代に向けた新しい挑戦を続けています。

今回は当社の創業からこれまで、そしてこれからの展望について、社長にインタビューを行いました。

(インタビュアー:吉野)

Q.まず創業のきっかけについて教えてください。

創業は1994年です。それまで働いていた会社でも、様々なクライアントのもと多くの調査の仕事をしていましたが、社会の基盤となるインフラ整備や地域づくりへの社会的ニーズに直接的に関わる交通調査に魅力を感じ、当時の仲間とともに都市ネットを作りました。

というのも、前職の調査会社では効率性を追い求めるがゆえに、交通調査を減らす傾向がありました。

確かに交通調査は経営的にはつらい側面もありますが、この仕事は社会に必要不可欠なものだと、また社会課題解決につながるのだという信念がありました。

「儲からないからやめる」のではなく、「必要だから続ける」選択をしたのです。

ひとつずつ、丁寧に、まじめに取り組んだ結果、お客様も契約も増えてきたことは、本当にありがたく思っています。

Q.交通量調査も含めて、都市ネットの業務の特徴は?

約30年の事業を振り返ると、当初は交通量調査を中心に受託していました。

その内訳は道路に関するものが大半でしたが、徐々に施設の流動調査やアンケートなどの業務も増えてきました。

ちょうど時代は東京湾アクアラインや明石海峡大橋が開通した頃でした。

新たな開発が続く一方、創業の翌年には阪神淡路大震災が発生し、インフラ整備の在り方や、車中心から人中心の道路整備に注目が集まるようになりました。

こうした社会環境の変化もあり、単なる交通量調査に加えて、利用者向けのアンケートや調査結果の分析・提言など、徐々に仕事の幅が広がってきたんです。

そして創業から10年ほど経つと、公共事業が削減される中で、民間企業の業務が増えました。

また、この頃から調査業界でもデジタル技術を活用するようになります。社会情勢や技術進歩に合わせて、業務の内容や手法も変わってきましたね。

Q.調査業務のやりがいや、面白いところは何ですか?

何より、自分たちが社会や地域づくりに参加していることを自覚できる点です。

全国各地にまちづくり計画があり、交通計画はその基本になるものです。よく「地図に残る仕事」と言われますが、いつもその最前線に立っていることにやりがいを感じますね。

その他、例えば渋滞や混雑解消に向けた実地調査をよくしています。

最近は交通量調査の技術を生かして、自動運転の実証実験に参加する機会も増えました。

調査業務を通して社会課題の解決につながることも、同じくやりがいに繋がっていると思います。

それからもうひとつ、常に新しいことにチャレンジする社風もありますね。

当社ではドローン事業を拡大してきましたが、そのきっかけは渋滞調査にドローンを活用できるのではないか、というアイデアからでした。

その後、調査業務に加えて現在は農業支援にもその幅を広げています。

調査業務を軸に、常に変化し続けるところが当社の特性でもあります。

Q.調査をするときに大切にしていることは何ですか?

そうですね。単に調査をするだけでなく、その役割や意味を考えながら行うことでしょうか。

調査では単に車両や歩行者の数を測定すればよいわけではなく、これからのまちづくりのもとにある、社会のニーズや変化を意識し、快適な交通を実現するためにはどうすればよいかを考える必要があります。

また、近年はデジタル技術が普及し、調査の効率化や分析の高度化が進んでいます。当社でもデジタル技術を積極的に取り入れていますが、同時に「現場主義」、つまり現場の一次情報の大切さを社員には伝えています。

このデジタルによる「精度の高い情報」と、現場の実態を反映する「リアリティ」、両方があることで、より実効性のある交通施策や事業展開が可能になると思うのです。

Q.都市ネットの「これから」について、教えてください。

当社の強みは、徹底した現場主義と調査力、そして新しいものを受け入れる柔軟性や、組織全体で課題解決に挑戦するチームワークだと思っています。

例えば交通調査では、かつては目視による測定が中心でしたが、近年はビデオカメラが導入され、さらにAIやドローンの活用が進むなど、手法や扱うデータは常に変化しています。

調査内容を見ても、最近は自動運転技術の実装に向けた社会実験に関するものが増えました。

技術革新や社会のトレンドを踏まえて自分たちも変化し、適応する姿勢が求められます。

そのためには、社員みんなで学び、スキルアップしていけるような制度や、組織づくりが不可欠です。

これまでと同じく都市計画や地域づくりに関わりながら、情勢の変化に応じて多様な調査テーマや手法を取り入れて、新しいことに果敢に挑戦していきます。

そうした頭脳集団、価値創造のプラットフォームを作っていきたいですね。

Q.最後に都市ネットを担う次世代のメンバーや、応募を検討している方へのメッセージを。

創業から30年となり、仕事の内容や手段は変化してきましたが、地域づくりへの参画や社会課題の解決など、仕事を通じた社会との関わり方については、ずっと変わらない想いを持ち続けてきました。

大変なことも多くありますが、何より調査業務やデータ分析が好きで、さらに今は「変化自体を面白がる」ことができる社員が多いように思います。

ぜひ、変化を楽しみながら、新しいことに積極的にチャレンジしてほしいですね。

当社にはそれができる環境があると思います。

調査業務は決して華やかではなく、誠実さや粘り強さが求められます。現場を動かし、丁寧にデータを積み上げ、その価値が認められて初めて対価をいただける仕事です。

しかし、交通や地域づくりを支えるこの仕事は社会において不可欠なものであり、この仕事を通して達成感や社会貢献への意識、挑戦することの喜びなどを感じられるのではないでしょうか。

変化を楽しみ、新しい挑戦に前向きに取り組める方と一緒に、未来の地域づくり、都市づくりを進めていきたいと思っています。

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